レゴ®シリアスプレイ®メソッドを活用したコミュニケーション
弊社がフォーカスしているコミュニケーションは、企業において普段行われているコミュニケーションとは少し違う方向に目を向けています。
木に例えていえば、普段ビジネス上で交わされているコミュニケーションは、地上に見えている幹や葉っぱの部分。役職や役割、成果や数字など、「見える部分」にフォーカスしたコミュニケーション。もちろん、ビジネス上において非常に大切な部分です。
一方、弊社がレゴ®シリアスプレイ®メソッドを通じてフォーカスしているのは、木の根っこ、「見えない部分」です。その人の思い、価値観、経験、信念、個性、創造力といった、抽象的、感覚的な領域です。
なぜこちら側に敢えてフォーカスするのか、というと、組織の「関係性の質」を向上するには、この「根っこ」の部分を共有することが不可欠だからです。
人間同士の信頼関係というのは、いくら仕事上の「役割」についてコミュニケーションを深めても育まれないものです。それはあくまで「仕事上のあなたの顔」だからです。人間としての信頼関係の土壌を育むには、仕事上ではない「本来のあなたの顔」を見せ合い、共有する必要があるのです。
プライベートな趣味の集まりにおいては、この「根っこ」の共有は比較的容易です。そもそもが「本来のあなた」として参加しているからです。
一方、会社、組織において「本来のあなた」を表現することは思いの外難しいものです。組織の中で与えられている役職、役割、またそれに付随して生じているプライドがあるからです。
しかし、レゴ®シリアスプレイ®メソッドを活用すれば、そんなプライドを傷つけることなく、互いの深い「根っこ」の部分を共有できます。専用のレゴ®ブロック教材で自分が作った三次元のモデルが、自分の「根っこ」を投影しつつ、かつ、自分の身代わり、防波堤として機能してくれるからです。
さらに、木を組織に例えれば、幹や果実は目に見える成果、一方、根っこはそこに養分を与えている大切な存在です。社員ひとりひとりは、ひとつの「根っこ」。自分が大切な根っこのひとつであることは誰でも自覚し、認めてもらいたいと思っています。
しかし、自分以外の根っこも、自分とは違うけども大切な養分を木に与えている貴重な存在である。そんなこともワークショップを通じて体感して頂きます。